赤鹿友則(以下浮雲)は京都で学生生活を送り、アマチュアバンド

でギターを担当。生命保険会社に就職し、1986年に神戸に赴任し

た。三宮のバーで演奏することもあったが、転勤で神戸を離れてか

らは仕事が忙しくなり、音楽活動を休止した。神戸に定住しようと、須

磨区に新居を購入した2000年、会社が経営破たん。浮雲は01年

に再就職したのと同時に約15年ぶりに三宮のバーを訪れてギター

を鳴らし、声をひびかせた。「音楽って楽しい」。青春の記憶がよみ

がえり、月に一度はステージに立つようになった。

 

2001年7月、元ロックバンドのボーカルだった近藤健一朗(以下らい

おん)とバーで知り合った。プロを目指しながらバンドが解散してしま

ったらいおんに、浮雲は「気分転換に歌ってみるか?」。近くのスタ

ジオを借り、浮雲のギターに合わせて声をそろえた。息がぴったりあ

った。互いが「これだ」と思った。だがしかし、最初の初対面は、お互

いの印象がものすごく悪く、浮雲は、「なんだこのチンピラは!?」。

はたまたらいおんは「なんじゃこの胡散臭いオッサンは!?」。とお

互い距離を置いていた。そして、お互いの音楽の価値観や音楽性な

どを度々見せ合うたびに、徐々に距離は縮まったのである。

 

 音楽への情熱を捨てきれず、仕事の傍ら活動を続ける浮雲と、

いおんが音楽ユニット「浮雲らいおん」を結成し、年齢差21歳。スー

ツ姿の中年サラリーマンと、若者サボリーマンの異色デュオである。

 

 そして、結成してから一年に近づき、曲の数も増え、「そろそろ、CD

を作らないか?」。とのらいおんの提案により、2005年4月3日ミニ

アルバムが完成。アルバムには、浮雲が作詞作曲した6曲を収録。

レコーディングには、らいおんが、今まで活動してきたなかで、築き

上げた音楽仲間を集め、より、バラエティの富んだアルバムに仕上

がった。

 

 活動していくなか、2005年8月1日(月曜日)読売新聞。年齢差

21歳異色ユニットとして掲載される。(掲載記事)

かつて浮雲の会社の同僚にCDを聴かしたところ、大変感動し、当

時京都の舞鶴で、ネットラジオをしているスタジオにぜひかけて欲

しいと、パーソナリティのENGIN#9に接触したのがきっかけで、

スタジオにゲストで呼ばれることになり、そこのスタッフと仲を深め、

舞鶴のイベントなど、度々呼ばれるようになり、その打ち上げなど

で、浮雲が熱く語っているなか、ENGIN#9の一言で現在の

噂のGIG」というネットラジオ番組を任されることになったの

である。そして現在に至る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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